安倍首相は中国に感謝しているに違いない!
今、安倍首相はアメリカを訪問中。オバマ大統領との会談が
報道されている。
日本では、「安全保障法制の整備」に向けた与党協議が開かれ、
集団的自衛権の行使が与党協議の中で決着が付いた報道がある。
安倍政権誕生後、急速にいわゆる『右傾化』が進行している。
私が注目しているのは、世論の動向だ。
意外に、反発が少ない(弱い)様に感じられる事だ。
なぜか。
その最大の理由は、中国の急速な軍備拡張と尖閣諸島を含む
南シナ海における現状変更の動きだ。
中国が尖閣諸島を占領するのではないか、と言う疑念を
私も少なからず持っている。日本の領海を侵犯する回数は
現在以上に増し日常化するのでないか。との不安もある。
加えて、北朝鮮の問題だ。
このような『現状の不安』は、日本の防衛力の強化やアメリカとの
協力の強化への期待となっており、安倍首相の「もともと」の
政治目的を推進する上で、格好のチャンスと捉えているのではないか、
と思えてならない。
安倍首相にとって、中国さまさまだろう。
中国に感謝しているに違いない。
日本における軍事費の膨張は、国民の生活圧迫に直結するだけに、
二重三重に『不都合』なことだ。