『接見しても、きわどい話はできない」って、
どんな話をするつもりなんですか? (4月臨時議会での発言)
4月の臨時議会で、瀧町長は、課長補佐の逮捕問題(経過等)について
行政報告をしました。
それに関して、4名の議員から質問が出ました。
それに対する町長答弁の中に、いつものウソ発言が、ありました。
結論を言えば、「地方公務員法の処分の建前」に関しての発言です。
これにつては、別途、近々、独立した「批判文書」を公表します。
さて、本題です。
答弁の中で、次の様な発言がありました。
「まあ、我々も関係者でございますので、仮に(聴取曖昧・・)先に行って、接見しても、
そう言う「きわどい話」はできるわけでもない。非常に難しいと聞いておりますので・・・」
まず1つ目。
「我々も関係者でございますので」との発言。
受け取りようによっては、『我々も共犯者ですので』と言ったとも
受け取られるような発言。国語的には、「関係者」と言う言葉には、いろいろな意味があります。
もちろん、『我々も共犯者ですので』とまで、言ったとは思いませんが、
しかし、その後の『きわどい話はできない』との言葉と結びつく『我々も関係者」という言葉。
これは、その後の町長の「処分逃れ」の態度を見ると、おろそかには出来ません。
『関係者が被疑者と交わすきわどい話』って、
一般的にどんな会話が想像されますか?
『いろいろ苦労かけたな。ところで、どんなことを話したんだ。」「あれを話したか?」
「これを話したか?」「 あれを聞かれたか?これは聞かれなかったか?」
「これは認めたのか?あれはどうなんだ?あれは、絶対に認めるなよ。」
「業者の名前以外に、役場職員の誰の名前を言っの?俺の名前を出したか?」
「公判では否定しろよ。・・・・」
想像したら切りがありません。
なんて言ったって、「被疑者と関係者のきわどい話」ですから。
どうして、『きわどい話』になるのでしょうか?
この町長の発言は、私には、到底理解できない言葉なのです。
どうして、被疑者と会うのに、『きわどい話』を予定するのでしょうか?
そこの所が理解できません。
収賄の事実は、1回目の公判で(公開された裁判所の中で)、本人が
認めたているわけですから、せいぜい、『公判でも認めていた通り事実だね』と
確認する程度でしょう。(してもしなくとも、公判で認めましたので、処分は出来ます。)
別件についても、「とにかく、正直に言いなさい。真実を話しなさい。」と言うべき話です。
処分については、「規則通り、懲戒免職になるが、それはわかっているね」
あとは、家族の情報を伝える程度。
もし、気の利いた町長なら、「今回の件で、他人を恨むようなことをしてはだめだよ。悪いのは、
あなた自身なのだからね」と言うかも知れません。
しかし、瀧町長の場合は、庁内会議での仕返しを示唆する発言(私は町長としてではなく、
別な形でやろうと思って居る)から想像すれば、こうした「諭(さと)す言葉」は、全く期待できませんね。
いずれにせよ、休職中とは言え、現在も役場職員であり被疑者である課長補佐と『きわどい話』を
しようとするその「発想」とその「意思」『目的』が、私の想像を遙かに超えているのです。。
それはおそらく、私だけではなく、善良な市民の常識を越えているのではないか思います。
ついでに、札幌市の場合を「対照的な例」として書いておきます。
(新聞報道の範囲ですが)
札幌市、「アイヌ施設課の談合疑惑」で警察に告発
札幌市は、アイヌ施設課の印刷物委託契約をめぐる官製談合に関して
市職員と出版社の関係職員を道警に告発しました。(平成27年4月24日)
これは、札幌市が「関係者の処分の検討」と「道警と刑事告発を含めた対応を協議」と
新聞報道された後の報道でした。
札幌市は、「道警と刑事告発を含めた対応を協議」した結果、実際に「告発」に、
踏み切りました。大したものです。
実は、この問題で、町が実施(?)している毎月の『無料法律相談』に参加した際、
安平町の問題との絡みで、 『札幌市は告発を検討している』との新聞報道があるが、との
私の問いかけに、その弁護士は、 『多分しないでしょう」などと言っていたものです。
(この弁護士は、行政寄りの人でしたが)
ですから、この報道に接した際には、『上田市長はさすがだ』と感心した次第です。
安平町の場合は、わかりきった『処分すら出来ない」のですから。
町議会、たったの4人の質問にがっかり。
4月の逮捕問題の行政報告に、問題を指摘した議員は、たったの4名でした。
小笠原議員・多田議員・米川議員・奥野議員だけでした。
この種の問題に関してすら、たったの4名しか発言のなかった議会。意外でした。
社民党北海道副委員長は、どうしたのだ!
牧田議員同様、「賛成討論要員」のままでいいのか。
いつまで「堕したまま」なのかと、情けなく思った次第。