「情報告知ネットワーク」に関する 町長の 「行政報告」は、ウソです。 (とりあえず、1回目の指摘) 検査した会社は、 「告知ネット実施設計」の問題点を、 たくさん指摘しています! (逮捕された課長補佐が関係した 実施設計の精査結果報告) |
1,精査した東京ワンセグ放送株式会社とは?
この会社は、エリア放送開発委員会に参画している業者で、
専門的な知識を有しており、今回の再精査業務委託について
十分履行可能」。とのこと。
また入札は4者による指名競争入札の中で落札した業者とのこと。
(全員協議会 平成27年9月9日)
担当課(企画財政課)が、検査能力に自信を持っていると判断した業者である。
2,「東京ワンセグ会社」が指摘した問題点
とりあえず、検査したこの会社が「総評(総合評価)」として指摘している点。
(1)最も重要な無線基地局の設置位置とその送信出力のバランスに 欠如が見られる。 (2)コスト等予算面においても最適な設計が望まれる。 (3)計画中の残り29の無線基地局においては、一律に10mWにするのではなく、 北海道総合通信局と十分な協議を行い、50mW以内の送信出力を検討するべ きである。 (4)単価のかけ離れたものが多く存在する。 (5)その他、具体的な事項。(次回に触れる予定) |
3,最大の問題・・・「調査される側」に妥当性の判断をゆだねる。
(1)通常は、第三者の調査を第1義的に尊重します。
しかし、町長は、「調査される側」(疑われている組織・会社)の
「言い分」を優先させて「行政報告」を行いました。
問題が起こったときに、第三者委員会を立ち上げて調査した時は、
その第三者の調査結果が、最優先に尊重されます。それが、世間の常識です。
(2)「互いの関係」を整理しておきましょう。
①調査されているのは、「総務課」と「札幌トランジスタKK」です。
●実施設計を担当したのは、「札幌トランジスターKK」です。
●安平町と札幌トランジスターは、「確認を取りながら計画を立て実施」した。
●東京ワンセグ放送株式会社は、「安平町と札幌トランジスターKK」が、立てた
実施設計が、適正であるかどうかを精査した。
(3)東京ワンセグ放送株式会社の「検査結果」・・・・・町長に報告(平成27年8月)
問題点を大きく言って4つ指摘(上記の2の四角の中を参照)
(4)町長は、 「安平町担当課と札幌トランジスターKK」に、別な報告書を作らせ報告させた。
通常は、精査を受け持った東京ワンセグ放送株式会社の「精査報告書」が、
最優先になり尊重されるのが、普通なのですが、町長は、調査した東京ワンセグ放送株式会社の
調査結果を「安平町担当課と札幌トランジスターKK」に否定させて、別な報告書を作らせ、それを
町長に報告させた。そして、それを議会報告したのです。
「安平町担当課と札幌トランジスターKK」が町長に提出した報告書の名前は、
「防災行政情報告知ネットワーク実施設計再精査委託業務報告書」と言いますが、
これは、東京ワンセグ放送株式会社が、町長に提出した報告書「「防災行政情報告知ネットワーク
実施設計再精査報告書」に、「委託業務」という言葉を途中に新たに差し込んだものです。
(5)町長は「別な報告書」に基づいて「問題はなかった」という「議会報告」をしたのです。
以下が町長の行政報告です。
「精査の内容については、・・・・・・・・等を精査しております。その結果、不正に経費が積み上げられ
たものはなく、各資材、備品等についても適正な価格である旨の報告がありました。」
「報告がありました」とありますが、この報告は、調査をした
東京ワンセグ放送株式会社の報告ではありません。
検査を受ける側の「役場の担当課と札幌トランジスターKK」からの
報告だったのです。
今日(10月20日)、私は、この件で最初に議会に報告があった「全員議員協議会」(9月24日)の
議事録を読みました。
しかし、今回私が指摘した「町長報告」の問題点とごまかしを指摘する発言はありませんでした。