「消費税増税10%の延長」が、
    なぜ、批判されるのか、わからない?
アベノミクスは、本当に間違いか?

安倍首相は、10%への増税を「景気への配慮」を理由に延期した。

安倍首相が、サミットのあと、消費税を10%に増税することを
2年半延長することにした。
理由付けは、それはそれとして、何はともあれ、増税を延期したのだ。

これに対する野党は反発し選挙も絡んで退陣まで要求した。

しかし、増税反対と言って、批判しておきながら、増税しなかったのは、
けしからんと言うわけだから、矛盾も甚だしい。

増税しない理由は、そもそもの消費税増税反対者の理由と同じだったのだ。
「経済の・景気への配慮」だ。


じゃー、増税すれば良かったのか

それならば、増税すれば良かったのか、と言えば、必ずしもそうでは
ないようだ。

野田前首相のように、「今でも増税するべきだった」と主張する人もいるが、
おおかたはそうではない。
「消費税を8%から10%に増税するのは、消費を冷え込ませる」といって、
反対してきたのだ。

「増税することが出来るような経済状況(景気)を作る言って出来なかった。
だから、アベノミクスは、失敗した。だから責任を取れ」と言っているのだ。


まず、アベノミクスや消費税に対する私の考え。
自分の頭で考えると、正直、どれも断定できないのだ。


私は「消費税を上げた方が良いのか、悪いのか、正直良くわからないところがある」

社会保障のことを考えれば、ある程度は仕方が無いと思うし、他方、もっと、
取れるところから税金を取ったらいいのに・・・とも思う。
しかし、それだけで、社会保障は大丈夫かと思う。

「軍事費を減らして」と言う意見もあることは知っているが、中国や北朝鮮からの
「侵略」を考えると、果たして、それが正しいのか、と思ってしまう。

ただ、税金(消費税)が上がると消費が冷え込むというのは、事実らしい。
だから、そのタイミングが大事らしいと言うことはわかる。



経済は生き物だ。
臨機応変に、状況に応じて、対応する(増税を延期する)のは
当然ではないか。


安倍首相を批判する中に、「必ず、消費税を10%にする」と言ったのだから、
「それを変更するなら、アベノミクスの間違いを認めて辞職しろ」とまで言った政治家や
政党ある。

それはやっぱり少しおかしいように思う。
経済は生き物だという。
特に中国のあの、めちゃくちゃぶりで、経済の影響を受けたり、イギリスの
EU離脱問題など、日本と直接関係の無い問題で円高になったり、株安になったりするわけ
だから、それに対応して政策を変更するのは、当たり前だと思う。

自分の意見は、自分の頭で考える。

私は、いわゆる革新政党や野党の応援者ではない。保守政党の応援者でもない。
従って、自分の判断をこういう団体・政党やその指導者、その他の判断に委(ゆだ)ねない。
極力、等距離で考えるようにしている。

こうした人達の意見や主張も含め一旦は聞いて、その上で、間違ってもいいから、
自分の頭で考えて判断をし、意見を述べることにしている


ひところは、革新的団体や良心的と思われる人の発言を聞いたり読んだりして
その方面の影響で後追いするような形で「自分の意見」を述べてきた。

しかし、私は、とうの昔からそういう思考方法をとることをやめたのだ。

とにかく、当事者の意見を虚心坦懐に聞いてみて、関連する解説や意見を読んで見て、
実際の現象をよく見て、それから、自分の意見を言うようにしているのだ。

だから、アベノミクスに対する評価もこの度の消費税延長問題も、自分で考えて結論を
出そうとしていると言う事だ。


アベノミクスは、本当に失敗したのか?
しかし・・・その結論、まだ早いんじゃないの?

ともかく、景気が良くなっているのは、「事実」ではないか?

アベノミクスは、失敗したという意見が、それなりにマスコミを賑わしている。
この点に関しても、私は、正直よくわからない。

しかし、どう考えて、「失敗した」とは、断言できないのではないかと思う。
もちろん、まだ、完全には、成功したとも思わないが。
つまり、まだ、結論を出す段階ではないと言う意見だ

安倍首相が言うように「道半ば」ではないのかと思う。

景気の点で言えば、高校性や大学生の求人倍率が上がっていることだ。
素人の私にとっては、これが、最大の指標だ。
景気が最も敏感に反映してきたからだ。

個人的体験で言えば、「景気が良いか悪いか」は、高校生や大学生の求人倍率に
表れと考えtきたから、それで判断している。

もちろん職種のこともあるだろう。勤務形態もあるだろう。
しかし、民主党時代に、同じ職種の問題を抱えていても、それでも、
高校生大学生の求人倍率は上がらなかった。

株も以前から比べれば上がった。
株を金持ちだけの問題ではない。
株が上がると、年金資産や日本の資産が、増えているとのことだ。
事実なら、なお良いことだ。

政府が、財界にお願いして労働者の賃上げをしている。
多少とも、賃金が上がったのは、連合のせいでもなく、
民主党や共産党のせいでもない・・・のではないか。

労働組合は、闘っていない。

労働者の賃金が、なぜ、政府主導でしか上がらないのか。
賃上げは、本来、労働者が、ストライキをやってあげるものだ。
非正規労働問題の解決もしかりだ。。
これだって、労働組合の問題だ。

しかし、昨今は、政府が、財界にお願いして労働者の賃上げをしている。
労働組合は、賃上げのために、闘っているとは思われない。

それでいて、労働者の問題を政府のせいにしている。


「賃金が上がらない」と言っているが、責任は誰にあるのだ?