やっぱりヘンだよね。
  
監査委員の「予算案賛成」は

安平町の平成27年度一般会計予算案が、可決されました。(H27年3月12日)

この予算案の可決は、7:5という評決によって決定しました。

評決が割れた主な理由は、予算案の中にあったエリア放送「あびらチャンネル」の
予算1億900万円が 含まれていたからです。

この予算作成には、収賄容疑で逮捕された
課長補佐が関わっていました。
それだけに、その予算の『内訳』の精査が不可欠であったからです。

町長すら、「(基本設計の積算根拠に対して)「もう一度、チェックをしなければならない」
「ある程度の確信が得られるまで、この予算は執行しない」と言っている予算だったのです。

監査委員である工藤隆夫議員がこの予算に賛成しました。
おかしくありませんか?


町長すら「(基本設計の積算根拠に対して)もう一度、チェックをしなければならない」と言い、
「ある程度の確信が得られるまで、この予算は執行しない」と言っている「疑惑の予算」です。

工藤監査委員は、予算の正当性が疑われている予算案に、ひとことの発言もなく、賛成しました。
これは、『監査委員」の「資格が問われる投票行動」でないでしょうか。。

監査委員は、町の予算の執行や予算そのものの正当性も含め厳格に検討しなければならない
立場です。ある意味、誰よりも、厳格さが要求されます。

業者との癒着・収賄で逮捕された担当者が『業者の為に作った疑いのある予算」を
一言の疑問や批判もなく、あたかも町長の『投票マシン」のような投票行動は、
もっともっと、批判されるべきです。問題にされるべきです。
新聞でも取り上げて良いことだと思います。

その点では、この予算案に賛成した「7人」の議員も、等しく批判されるべきです。
「チェック機能を果たしていないじゃないかと。

「逮捕・起訴」理由の中に、「監査漏れ」と言って良いほどの
『不十分な監査』が含まれています。

それは、谷村議員が度々取り上げた『一社随意契約』に関する監査です。
安平町契約規則では、「2社以上の見積書」を徴することを義務づけていたのに、
例外規定(その他条項)を安易に使って、安平町がいろいろな業者と次々、
一社随意契約をしていました。
安平町役場のやり方(慣行)の問題性を監査委員は、何一つ指摘することなく、
黙認してきた結果、課長補佐の『3回目の逮捕・起訴』を生んだのです。
真面目な監査委員なら、『辞任』を申し出るところでしょう。
それ以上に責任を感じなければならないのは、町長です。


その他、表に出ていない『疑惑』が、まだ、解消されていないことを指摘し、
司直による新たな取り調べも当然出て来る可能性否定できないことも併せて
指摘しておきます。